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南界堂通信〈秋号|第20号〉

追っかけエイズ 番外編

パートナーとのセックス

ご存知でしたか?
検出限界以下までコントロールできている人からは、
他の人にHIVはうつらないということ

HIV感染が判明した時

HIV感染が判明した後、誰かとセックスをする時にうつしてしまうのではないかと不安になってしまうことがあります。

「精液・先走り液・血液にHIVは含まれていて、口・肛門内・尿道の粘膜や傷口に触れると感染する可能性が出てくる。」ということを知っているからこそ、「HIVに感染している自分からは誰か他の人にうつしてしまう」と思ってしまうだけでなく、「こんな病気で申し訳ない」という気持ちや、「こんなつらい思いをさせたくない」という気持ちがあるのかもしれません。

「あなた自身」が不安なのか、「パートナー」が不安なのか、「パートナーが不安に思ってるんじゃないだろうか…」という心配なのかということと、どうして心配されているのかをお話しいただいています。

あなたにできる感染予防の工夫があるのかどうかもお話しいただくのですが、『治療そのものが予防になるという考え方(Treatment as Prevention)』についてご案内することがあります。

HIVの治療について

HIVの治療を受けずに身体の中にウイルスが沢山いるときの状態と、抗HIV薬を内服して身体の中のHIVをコントロールできている状態では、他の人にうつしてしまうかもしれない可能性が全然違います。研究として発表されたデータでは、HIVを検出限界以下にコントロールできている状態の陽性者とHIVに感染していないパートナーとの間では感染が起きなかったそうです。このことを『治療そのものが予防になるという考え方』と言います。

このことをまずは知識として持っていただくこと、そして、自分自身のウイルス量がどうなっているかを把握していただくこと、そのうえで、現状だと感染の可能性があるのかどうかを考えてもらっています。

HIV以外にも性行為で感染する性感染症はたくさんあるので、『HIVがうつらないならナマで良い!』ということが言いたいわけではありません。だけど、HIV陽性者とセックスをすると必ずうつるようなイメージを持って怖がってしまうより、安心して肌を合わせられた方がよくないですか?

心配なことがあれば、気軽にお電話ください。

HIVサポートライン関西

NPO法人CHARMによるHIV陽性の方や家族、パートナーのための電話相談。病気や治療のこと、医療費や生活費、障害や介護保険など制度利用について、学校生活や仕事、恋愛やセックスの悩みなど、病気とともに生きる上で起こる様々な問題について相談に応じている。
相談日時は毎週月・水曜日の19〜21時(祝日、年末年始は休み)、匿名での相談が可能。

HIV陽性の人とパートナー・家族のための電話相談
☎06-6358-0638(月・水19〜21時/祝休)

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