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南界堂通信〈冬号|第25号〉

南界堂茶会

第9回南界堂茶会「中高年世代♂♂と食事」

回を重ねて第9回目となりました南界堂茶会。
9月17日に「中高年世代♂♂と食事」をテーマに開催されました。
ゲストに法円坂薬局管理薬剤師迫田直樹さん、管理栄養士の木村優奈さん。
昨年第7回にお迎えしました、からぁ訪問看護ステーション渡辺匡人さんを迎えお話を伺いました。

炭水化物は昔から聞いたことがあるけれど、糖質は最近聞かれるようになったと思う方も多いのではないでしょうか。炭水化物の中に食物繊維と糖質があって、糖質はエネルギーの源になります。では、なぜ糖質を制限するのでしょうか。糖質を取りすぎると血管の中に糖分が多くある状態になります。この状態が続くと糖尿病になったり、さらに血管がダメージを受けたり、血管が詰まりやすくなります。

ここで渡辺さんより人類の歴史から考えた説が話されました。人類はもともと果物や野菜も食べるけれども肉や魚、昆虫といったたんぱく質や脂肪で成り立っているものを主に食べてきた。一万年ぐらい前から米や麦を食べるようになり糖質を取るようになったが、そのような人間の体に糖質中心の食事は不自然ではないかと考えているそうです。

第9回南界堂茶会「中高年世代♂♂と食事」

人間の体は糖質中心の食事には対応しきれていないのではないかとも考えられますね。糖質をなるべく少なくして、栄養のバランスをとるにはどうしたらいいかについてお話を頂きました。

炭水化物は体を作らないですよね。体の血や肉となるのはたんぱく質、調子を整えるものは野菜ですよね、それを入れることが大事。訪問看護の訪問先で食事の九割が糖質という方もいらっしゃる。卵一個、ウインナー一本にでも替えて頂くようにしていると渡辺さん。

第9回南界堂茶会「中高年世代♂♂と食事」

迫田さんの意見では、血糖値が高い方は糖質制限をベースで考えた取り組みをしないといけない。健康な方は普段の生活が糖質によりがちになるのは間違いないと思うので少し気にしていただいて清涼飲料水を飲みすぎたとか間食でお菓子を食べたとか気にしてもらうだけでも違うのではということです。

第9回南界堂茶会「中高年世代♂♂と食事」

木村さんは糖質が中心の食生活になってしまっているので、糖質を制限するというよりもたんぱく質をとるにはどうしたらよいかと考えているそうです。昼食をコンビニで買うような時にも、家からゆで卵や卵焼きだけでも作って持っていくそうです。

会場からは多くの質問が上がりました。中でも気を付けたいこととして、食事の時間によって気をつけることはありますか。・・・夜の食事は、この後寝るだけならエネルギーをあまり消費しないので糖質に限らず少な目がよい、という意見も。

第9回南界堂茶会「中高年世代♂♂と食事」

糖質制限を始めたのですが、頑張りが効かなくなった。という発言には、以前の食事から糖質をカットするだけだとエネルギーが不足しているのでは、とのアドバイスも。

今回の茶会、ポスターでは糖質制限や減塩とどうつきあうかと告知しましたが、糖質の話がほとんどになりました。食事は関心が高く、考えることが多いということでしょうか。減塩はまたの機会にと思います。

2018年9月17日(月・祝) 17:30‐19:00
会場:コミュニティセンター dista
第9回テーマ「中高年世代♂♂と食事」
ゲスト
迫田直樹さん(法円坂薬局管理薬剤師)
木村優奈さん(法円坂薬局管理栄養士)
渡辺匡人さん(からぁ訪問看護ステーション)

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