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南界堂通信〈秋号|第28号〉

南界堂茶会

第11回南界堂茶会

今回、敬老の日に行われた南界堂茶会では、「大阪市パートナーシップ宣誓証明制度」により「宣誓書受領証」を受け取られたしゅうさんをお迎えし、しゅうさんの周りで起こったことからパートナーシップを考えました。

パートナーシップ制度は4年前(2019年)、渋谷区のパートナーシップ証明制度、世田谷区のパートナーシップ宣誓制度に始まり、20以上の自治体に広がりました。渋谷区で制度が始まった時、大阪市でも始まらないかなと思われたしゅうさん。市営住宅に住んでいて、先に逝った時にも相方さんが引き継いで住めるようにしたいと、当初は養子縁組を考えましたがパートナーシップ制度の利用を考えるようになりました。昨年の7月に大阪市でパートナーシップ制度が始まったのを切っ掛けに話し合い、今年の春に宣誓されました。

パートナーシップ制度はそれだけで役立つことは無いのですが、公営住宅では申し込み対象者になったり、生命保険によっては受取人になれます。しゅうさんにとっては市営住宅についてメリットがあったということです。

また、二人の意識については宣誓することで絆が強まったと話されました。けんかしなくなり、腹が座ったそうです。姪からは「独身で心配していたけど安心した」と言われたそうです。

会場でのお話の中でパートナーシップ制度ができるよりも前に相方さんを看取った経験があがりました。相方さんの家族とも良好な関係があったこともあり、病院にパートナーとして扱ってもらえた。相方の病歴について質問された時にきちんと答えられたことからも信用されたのだろうとも。病院で世話をするレベルの人をパートナーと呼ぶのかもしれませんし、パートナーに対する病院側の期待もありそうです。

パートナーシップ制度の利用の検討をきっかけにパートナーとの関係を見直し、生涯を共にする決意を持つことができると良いのでしょうか。一方、パートナーシップ制度は法的に役立つことは無いのですが、自治体や企業の対応に変化が見られてきました。さらに多くの自治体に広がりパートナーシップ制度の利用者が増えることでよりよい方向になればとも思いました。

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