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南界堂通信 夏号|第47号

薬食男源

新年度が始まり、新しい環境には少しずつ慣れてきましたでしょうか。
忙しい生活の中では食生活は乱れやすく、外食や中食が増えると脂質や食塩の過剰摂取や忙しい生活の中では食生活は乱れやすく、外食や中食が増えると脂質や食塩の過剰摂取や生活習慣病などを招きやすくなります。
今日は、生活習慣病予防についてお話したいと思います。

食生活の乱れとは?

1.魚・野菜・果物不足

日本の食事は魚類が中心でしたが、肉類の摂取が増加しています。肥満や脂質異常症の割合が増える中高年の時期に、肉に偏った食事には注意が必要です。また、野菜や果物の摂取不足が、ビタミンA・Cや食物繊維の不足の一因になっています。食物繊維は排便を促進するなど生活習慣病予防効果が認められていますので積極的に野菜を食べましょう。

2.食塩・アルコールの摂りすぎ

高血圧の予防には、食塩の摂取を抑えるとともに、野菜類やくだものに多いカリウムの摂取も大切です。中高年の時期は、これまでの栄養状態がアンバランスな場合、その影響が生活習慣病の発症となって現れます。脂質や食塩、アルコールの摂りすぎにも注意が必要です。

3.たんぱく質・カルシウムの摂取

生活習慣病は、早めの予防が大切です。身体活動量は年齢とともに低下する傾向にあるので、食事の量と質に気をつけましょう。エネルギーや脂質、食塩の摂りすぎに注意しながら、たんぱく質やカルシウムはきちんと摂りましょう。毎食、野菜を食べているかなど、日々の食事内容や食習慣を見直しましょう。また、運動習慣も身に付けることが大切です。

簡単な生活習慣予防の料理を紹介したいと思います。

【ナスとトマトの香味和え(2人前)】

①ナス(2本)はヘタを切り落とし、乱切りにします。
耐熱ボウルに入れてラップをかけ、600Wの電子レンジで3分加熱します。

②トマト(2個)はヘタを取り除き、角切りにします。

③ミョウガ(1本)は粗みじん切り、大葉(5枚)は軸を切り落とし千切りにします。

④酢(大さじ1)、しょうゆ(大さじ2)、ごま油(大さじ1)を混ぜ合わせます。

⑤①のボウルに②、③、④を入れて白ごま(適量)をふって和えます。
味がなじんだら器に盛り付けて出来上がり。

※ナスは、近年ポリフェノール成分に注目が集まり、生活習慣病予防の抗酸化作用に期待が寄せられています。

大切なことは・・・
6月は食育月間です。あらゆる世代の人々が、食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践できるようになることが大切です。野菜をほとんど食べない、おやつを食べ過ぎるなど、食生活が乱れている状態が続くと栄養バランスが崩れ、体調を崩すきっかけにつながります。食べ過ぎたと思った次の日は、あっさりした食事にしましょう。ライフスタイルに合わせてできそうなことから少しづつ取り組んでみましょう!

株式会社フィロソフィア
都島センター薬局の管理栄養士

薬局では患者さまの栄養指導を随時受け付けております。
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