現在日本で販売されている勃起薬には、「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」があります。一般のドラッグストアでは販売されておらず、調剤薬局と言われるお薬屋さんで購入する場合には医師の処方箋が必要となります。病院にかかる場合は泌尿器科が一番適しているので、お近くの泌尿器科の先生に相談することから始めましょう。病院によっては調剤薬局ではなく院内で処方される場合もあります。
この薬には厚生労働省が定めた薬価（お薬の値段）がないので、薬局ごとに薬の値段は多少違います。でも概ね世の中の相場に合わされていると思います。
また最近はジェネリック品も発売されていますので値段は安くなるお薬もあります。ネット販売をしているサイトもありますが、病院の医師に処方してもらうほうが安心できます。なぜかと言うと過敏症の既往歴がないか、肝機能障害がないか、低血圧や高血圧でないか、脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6ヶ月以内にないかなどを確認してもらえます。
どの勃起薬も１日１回、性行為の１時間前に服用するものになります。バイアグラは食事の影響を受けるので空腹時の服用が効果的です。レビトラ、シアリスは食事の影響はありません。この３剤の中だと、シアリスが最も効いている時間が長いお薬です。いずれも一緒に飲んではいけないお薬がありますので、やはり医師に確認してもらった上でお薬をもらうことが一番安全です。もし病院でなかなか話せない場合は、処方箋を持って行った薬局の薬剤師に相談してみてください。勃起薬を使うことは恥ずかしいことではありません。ただ現在の病気や飲み薬などを確認した上での服用が大切です。
海外のサイトで購入した勃起薬について相談されたことがあります。成分が解らなかったり薬のデータがなかったりして、調べても解らなかったことがあります。また「勃起薬の効果と同じでは？」とサプリメントについて相談されたこともありましたが、効果としてはやはり曖昧な結果で終わりました。勃起薬のようにセックスに直結するお薬であったとしても、気になる事や引っかかる事があるのであれば、かかりつけの病院の薬剤師または薬局の薬剤師に相談してみることをお勧めします。
そして、勃起薬を使用していてもセックスの際にはコンドームを使用しましょう。ただし、勃起している時間が長いので、繰り返し何度も挿入行為をしていると、コンドームを使用していたとしてもお互いの陰部を傷つけてしまい、それが感染症の原因になってしまう事もあります。自分やパートナーを守るためにもセーファーセックスライフを送ってくださいね！
大阪医療センターの西門前にあるきらめき薬局。季節ごとに色とりどりのお花を飾っています。来局者のプライバシーを一番に考慮し、薬局としては珍しい個室の相談スペースも設置しています。気兼ねなくなんでもご相談ください！お薬の事はもちろん、食事指導のご相談にものりますよ！
〒540-0012 大阪市中央区谷町4丁目6-3 シーダプレイスⅡ
TEL.06-6942-0311
HIV感染症専門薬剤師というスペシャリスト。患者さんからの人気や信頼度も絶大で、こちらのイラストも患者さんが描いて下さったものです。
