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南界堂通信〈秋号|第40号〉

薬食男源

まだまだ暑い日が続いていますね。皆さん夏バテはしていませんか?
暦では秋ですが、残暑厳しい季節です。
夏の暑さが和らぎだすと食欲が回復し、冬に向けて栄養を蓄えるために食欲が増します。
今日は、秋が旬の食材についてお話したいと思います。

秋が旬の食材とは?
1. さつまいも
さつまいもは余分な塩分を排出するカリウムや排便を促進し老廃物の排出させる食物繊維、抗酸化作用があるビタミンCが豊富です。いも類のビタミンCはデンプンにガードされ、熱で壊れにくいのが特徴です。皮の部分は特に栄養価が高いので、皮ごと食べるのがおすすめです。ゆっくり加熱すると甘みが増して更に美味しくなります。
2. 鮭
多くの魚に含まれるDHAとEPAという脂肪酸が豊富です。DHAとEPAは動脈硬化予防、血液をさらさらにし血栓予防に役立ちます。身に含まれる赤の色素はアスタキサンチンと呼ばれ、強い抗酸化力を持ちます。ビタミンDも豊富で、カルシウムの吸収を促進する働きがあるため、シチューやクリーム煮など牛乳と組み合わせると吸収率が上がります。
3. きのこ類
きのこは、肌荒れ防止や免疫力アップにも効果的なビタミンB群、お腹の調子を整えてくれる食物繊維も豊富に含まれています。低カロリーで、食物繊維はさつまいもに匹敵するほど豊富です。昔から『香りまつたけ味しめじ』と言われていますが、このしめじは『ぶなしめじ』ではなく、天然の本しめじのことを指しています。旬の本しめじは旨味が強くて食べ応えがあるので、ぜひ味わってみてください。

この季節に特に美味しいきのこ料理を紹介したいと思います。

【きのこ盛りだくさんのペペロンチーノ】
  1. ①にんにくは半分に切り、芽を取り除いて薄切りにします。
  2. ②玉ねぎは薄切りにし、しめじ、舞茸は根元を切ってほぐします。
    エリンギは斜め薄切りにします。ベーコンは1cm幅に切ります。
  3. ③スパゲティは塩を加えたたっぷりの熱湯で規定の時間ゆでます。
  4. ④フライパンにオリーブオイル、①、赤唐辛子(小口切り)を入れて弱火で炒めます。
  5. ⑤④に②の玉ねぎとベーコンを加えて中火で炒め、しんなりしたらきのこを炒めます。
  6. ⑥火を止め、塩こしょうで味付けします。
    ③を加えて大きく混ぜて完成です。お好みでパルメザンチーズを振りかけても美味しくいただけます。
きのこは種類が
豊富なので、
いろんなレシピを
楽しめる食材です。
大切なことは…

体調を崩しやすい季節の変わり目は、旬の食材を食べて身体に栄養を補給しましょう。毎日きちんと食事をとることが健康的に過ごすためのポイントになります。ここでお話した食材を積極的に食生活に取り入れて、おいしくて健康的な実りの秋の食卓を楽しんでください。

プロフィール藤垣風未

株式会社フィロソフィア
都島センター薬局の管理栄養士
薬局では患者さまの栄養指導を随時受け付けております。
個人的に栄養指導を希望される方は、いつでもご相談ください。

藤垣風未

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