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のぞいてみよう！トナリの芝生

chotCAST（大阪検査相談・啓発・支援センター）

ミナミは高島屋の斜め向かいで2008年からHIV検査や相談事業を展開していた「chotCASTなんば」が、開設10年目を機に移転、名称も「chotCAST」に変更されたという事で、移転直後の慌ただしい時期にも関わらず早速お邪魔してきました！

【検査日時】

◉スマートらいふクリニック: 火曜日／18:00～20:00（通常検査）
木曜日／18:00～20:00（通常検査）
土曜日／14:00～15:30（即日検査・13:30整理券配布）
◉サンサンサイトJHCクリニック: 日曜日／14:00～15:30（即日検査・完全予約制）

大阪市中央区東心斎橋1-7-30　21心斎橋ビル4階／
☎06-4256-8681

ホームページ

移転後の検査場が入る「21心斎橋ビル」は、堺筋線長堀橋駅から徒歩1分、御堂筋線心斎橋駅からも徒歩4分という立地の良さ。飲食店が多く軒を連ねるエリアにあります。

chotCASTは「コミニュティセンター事業」と「検査相談事業」を2つのNPO法人が運営しています。エレベーターを4階で降り、入口を入ってすぐが、オープンスペースになっており、性感染症やLGBTに関する出版物の閲覧や情報を得ることができます。奥のカウンターには多種多様なコンドームがずらーっと並んでいて、無料で貰える物も置いてありました。

移転直後は受検者数が落ち込むかもしれないと一抹の不安を抱いていたものの、これまでと変わることなく幅広い年代の方々が検査を受けにやって来たそう。受検者の割合は男性の方が多く、年齢層は男女ともに20～40代が多く見受けられるとの事。近年若い女性に梅毒が増加している事から、早期検査の呼びかけにも注力している。検査はもちろん無料匿名で、初めての方には丁寧な説明はもちろん、「優しく丁寧に相談にのっていただける」と受検者からの評判も良い。

今から15年ほど前は、「偏見の中で検査を受ける」という空気の重さやしんどさがあったそう。「最近では早期発見、早期治療に繋がればAIDS発症は防げますし、慢性疾患と同じ暮らしができる感染症となっている事から、定期的に検査を受けにきている方も多くいます。またパートナーの感染が分かったので受検したいと来所される方もいます。何はともあれ感染不安があるのであれば、なるべく早く検査を受ける事が大切です！」

検査前相談や結果後の説明で使用される個室が6部屋も完備されており、HIVを始めとした性感染症の検査相談・啓発・支援センターとしても親しみやすい雰囲気のchotCAST。検査を受けるだけではなく、併設されているオープンスペースで情報収集をしてみたり、性に関する悩み事があれば相談に乗ってもらうなど、chotCASTの使い方はあなた次第で変わってきます。より身近になったchotCAST をどんどん活用してみてはいかがでしょうか？ちなみに、chotCASTという名称は、花井十伍さん（薬害エイズ大阪原告団代表・本誌15号と19号に登場）が命名され、communication hub of testing, counseling and supportの略になるそうです。