男色エンタメ紀行
2021年にリリースされたBTSの『Permission to Dance』はコロナ禍から再生しようとしている人々の応援歌として世界中で親しまれました。日本でもこの曲で踊ってみた動画がyoutubeやTikTokで流行しました。中でも「アラサーおじさんだって踊りたい。」さんのダンスはコミュニティの中でも話題になりました。この曲だけでなく、クラブで踊れないコロナ禍、SNS上ではたくさんの踊ってみた動画がUPされていました。
大阪でも2022年夏からクラブイベントがやっと再開できました。とあるドラァグクィーンさんは『大阪でもやっとイベントができるようになってきて…長かったけど、良かった。』と年末のイベントの際におっしゃっていました。
だんだんと街に人が戻ってきているように感じますが、かつての全盛の頃とは少し様子が違うようにも感じます。フェティッシュコンセプトのゲイナイトでは肌布一枚にマスクといった出で立ちがとても印象的でした。クラブの中でマスクをする人、しない人それぞれが入り乱れて照明の陰影と共に揺れています。
distaでは2022年11月16日から12月25日まで『なにわのゴムふぇす』と題しコンドームの展示会を開催いたしました。大阪のゲイタウン近辺でコンドームがどこで手に入るか、どんなコンドームがあるのかゲイタウンMAPを使い展示しました。またざまざまな種類のコンドームを実際に手にとり触ることのできるようなコーナーも設け、知らないコンドームと出会えるよう工夫しました。
コンドームのサイズって長さではなく、チンコの直径で選ぶってことを、知っていましたか?コンドームの種類はサイズだけでなく厚さ、イボイボの有無、フレーバー付のものもあるんです。例えばウケの人でコンドームが痛いと感じる人は、素材(ポリウレタンかラテックスか)やイボイボの少ないもの、精液だまりのないものを選ぶと痛がらなくなったりもします。と言ったアドバイスもdistaスタッフが行いました。
あわせて同年12月3日に開催のクラブイベント『UU2022-REDRibbonCLUB EVENT-』とのコラボも致しました。イベント内ではMASH大阪で作成したコンドームとローション、自分に合ったコンドームの大きさのわかる『コンドームメジャー』とPrEP、U=Uのメッセージカードと一緒に配布しました。
この企画展をエイズデーに合わせて実施したことでNHKでも取り上げて頂きました。
これからもいろんなイベントがコミュニティの中で開催されます。
予防をしながら楽しめるようになるといいと願っております。
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